FMアップル出演記録

月に2〜3回のペースでレギュラーゲストとして出演している、FMアップル「ランチタイム・

ポップクラシック」の出演記録です。

出演するときのテーマと選曲は自由にできる上、思いっきりマニアックに!ということで、

個人的な趣味を炸裂させて楽しんでます。

次回出演予定日はトップページで告知していますので、是非お聴きください(^^)。


11月6日『嗚呼 山本直純”オーケストラがやってきた”』

山本直純/おもちゃのチャチャチャ

J.S.バッハ/トッカータとフーガ(ストコフスキー編曲)

J.シュトラウス/常動曲

山本直純/白銀の栄光

ビゼー/カルメン「前奏曲」

ベルリオーズ/「ラコッツィー行進曲」

レハール/「金と銀」ワルツ

山本直純/「男はつらいよ」のテーマ

去る平成14年6月に亡くなった山本直純さんネタです。昔TBSでやってた”オーケストラがやってきた”の功績や、作曲家としての山本直純。また、エンターテイメント性溢れる指揮者としての山本直純。練習中の天衣無縫な振る舞い(笑)などのオケ弾きから見た山本直純などの話しをしました。

また札響は山本直純が最後に指揮したオーケストラになりました。その本番でのぶっつけで弾いたメロディカでの金と銀の事など。私が初めて聴いた生オケが1972年札幌市民会館で収録された”オーケストラがやってきた”の公開録画だった事など。また当時の時代背景などについて。


10月30日『ピット大好き!白鳥湖(はくちょうこ)に萌え萌え』

「白鳥の湖」全曲より組曲に無いものを抜粋

オーケストラピットで弾く事の醍醐味や秘話を交えて話しました。わたしはオペラも好きですが、弾くという事に限定するならバレエの方が音量もガリガリ出せてスポーツみたいで気持ちいいのでバレエが好きです(笑)。特に白鳥の湖(業界では”はくちょうこ”と呼びます)が好きで、実は演奏会などで取り上げられる”組曲”に入っていない名曲が沢山あるのです。そういう曲の中から更にノリの良いものを厳選して、白鳥湖組曲荒木抜粋版を流しました。

多少無理があったのですが(笑)、白鳥湖と言えばルパン三世!という事で、白鳥湖の曲たちを使った、名作の誉れ高かく、”次元もの”としても名高い第55話「国境は別れの顔」をグランパドゥドゥーに乗せて再現しました。次元とモスクワバレエのプリマ「モニカ」が亡命のための逃避行中の山小屋でのシーンです。前回ラジドラが予想に反して(笑)好評だったのですっかり調子に乗ってます(^^)


10月21日『クラシックとの出会い=青春編=”映画「野獣死すべし」で使われた名曲たち』

ショパン/ピアノ協奏曲第1番 第1楽章

                   第2楽章

ショスタコーヴィッチ/交響曲第5番 第1楽章

アルビノーニ/弦楽とオルガンのためのアダージョ

野獣死すべしサントラ版より「野獣死すべしのテーマ」

ベートーヴェン/ピアノ協奏曲第5番 第1楽章

松田優作主演、1980年封切りの角川映画「野獣死すべし」は仲の良い友人と一にはまり、100回以上見ました。後で雑誌などで知ったのですが何故かこの映画、昭和40年生れにピンポイントで物凄い影響を与えたようです。この映画にはまったという著名芸能人、モックンや中森明菜など昭和40年生れがズラーっと並んだ雑誌の特集を見たことがあります。かっこよさの定義やものの価値がすっかり変わってしまった80年代の幕開けを当時中学3年〜高校1年だったこの世代が感じ取ったのかも知れません。私も著名ではありませんが40年生れとしてすさまじい影響を受けました。映画の中ではクラシック音楽が重要なモチーフとして多数使われています。

ラジオドラマ仕立てで主役の松田優作扮する伊達邦彦と小林麻美扮する華田令子が銀座ヤマハのレコード売り場で再会するシーンを映画通りにショパンのPコン2楽章に乗せて岡部さんと再現しました。こんな事をラジオでできる日が来るなんて・・(涙


10月9日(第2回)『クラッシックとの出会い=幼児期編=”トムジェリで使われた名曲たち』

ヨハン・シュトラウス「こうもり」序曲 (「星空の音楽会」(1950年)

リスト「ハンガリー狂詩曲2番」 (「ピアノ・コンサート」(1947年)

チャイコフスキー 「眠れる森の美女」よりワルツ (「氷遊び」(1954年) 

ヨハン・シュトラウス 「美しき青きドナウ」 (「ワルツの王様」(1953年)

ロッシーニ セビリアの理髪師から「わたしは街の何でも屋」 (「オペラ騒動」(1964年)

小学生の頃、繰り返し再放送を見てすっかり記憶に刷り込まれてしまった”トムとジェリー”ですが、クラシックの名曲がふんだんに使われていました。50年代までの”トムジェリ”のスタジオワークの素晴らしさ(60年代以降は”新トムとジェリー”として放送されましたがクオリティーはがた落ちでとても同列には扱えない)や、音楽ネタを中心に放しました。ちなみに上の曲のロッシーニは、長年「フィガロの結婚」だと思っていた、とうい事で岡部さんとも一致し、とても盛り上がりました。彼女もかなりのトムジェリフリークでありました。


2002年9月13日(初出演)

バッハ/無伴奏チェロ組曲 第6番

馬頭琴の音楽/嵯峨治彦(馬頭琴)

モーツァルト/弦楽四重奏曲 第22番 1楽章

ヴィラ・ロボス/ブラジル風バッハ 1番(第1楽章)

今回ははじめましての自己紹介がてらチェロのお話しをしました。チェロの楽器そのものや演奏スタイルの歴史。また楽曲の中でのチェロの扱われ方の変化について話しました。馬の尻尾の毛を使った弓で弦を擦る擦弦楽器のルーツとしてモンゴルの馬頭琴の曲も1曲紹介しました。また、アマチュアチェリストでもあるプロシア王の注文で、彼が弾くことを想定して書かれたモーツァルトの弦楽四重奏曲22番をかけました。