札響の来年度定期のラインナップが一応発表されました、下の表は（企画案）を掲載したものです。まだ変更される可能性もあります。

団員には１１月８日に尾高さんを囲んで行われた懇談会によって発表されました。20世紀を終わるにあたっての企画という説明を受け、楽員からの意見や指揮者、事務局の意見などが交換されました。集客などの興行的なことにも話は及んだのですが、企画の段階で例えばドビュッシーの「海」よりもアイブスのシンフォニーが先に作曲されたなどの発見がいろいろあった、とう話はおもしろかったです。また膨大な曲のなかからその年代を代表する曲を選ぶのに苦心したそうです。

この企画は来年度にも持ち越される訳ですが、来年度の格子はさらに超絶な曲がならんでいます。もちろん珍しい曲の博覧会になっては困るので、興味がわくような企画の持って行き方が必要です。

札響１９９９ー２０００　定期演奏会

回数	日程	指揮者	独奏者	曲目　　（　）は作曲年代
第412回	4月23日（金）	高関健	豊田喜代美(sp.)	【20世紀音楽の魅力（仮題）プロローグ〜19世紀末〜】 シベリウス/フィンランディア(1899) ディーリアス/夜想曲「パリー大都会の歌」(1898) サティー（ミヨー編曲）/ビックリ箱(1899) マーラー/交響曲第4番(1900)
第413回	５月21日	外山雄三	野島稔(pf.)	【20世紀音楽の魅力（仮題）vol.1 〜1950年代〜】 武満徹/弦楽のためのレクイエム(1957) ヒンデミット/交響曲「世界の調和」(1951) ショスタコービッチ/ピアノ協奏曲第２番(1957) バーンスタイン/「ウエストサイド物語」よりシンフォニック・ダンス(1957)
第414回	６月18日（金）	尾高忠明	舘野泉(pf.)	シベリウス/悲しきワルツ ノルトグレン/ピアノ協奏曲 シベリウス/交響曲第一番
第415回	７月22日（木）	円光寺雅彦	川田知子(ｖｌ.)	【20世紀音楽の魅力（仮題）vol.2 〜1940年代〜】 ストラビンスキー/交響曲ハ調（1940) バーバー・ヴァイオリン協奏曲(1940) ラフマニノフ/交響的舞曲(1940)
第416回	９月10日（金）	小泉和裕	１	検討中
第417回	10月８日（金）	グラント・レヴェリン	１	G・ウイリアムス/シー・スケッチ ブリテン/4つの海の間奏曲 チャイコフスキー/交響曲第4番
第418回	１１月５日（金）	尾高忠明	ヤロフラフトゥーマ(og.)	【20世紀音楽の魅力（仮題）vol.3 〜1930年代〜】 メシアン/キリストの昇天(1933) プーランク/オルガン・弦楽とティンパニーのための協奏曲(1938) プロコフィエフ/「ロメオとジュリエット」抜粋(1936)
第419回	12月10日（金）	円光寺雅彦	伊藤恵(pf.)	シューマン/ピアノ協奏曲 ブラームス（シェーンベルク編曲）/ピアノ四重奏曲第１番
第420回	１月21日（金）	井上道義	１	【20世紀音楽の魅力（仮題）vol.4 〜1900年代〜】 エルガー/序曲「南国にて」(1904) ドビュッシー/交響詩「海」(1905) アイブス/交響曲第２番(1902)
第421回	２月18日（金）	山下一史	グレブ・ニキティン(vl.)	グラズノフ/ヴァイオリン協奏曲 ムソルグスキー/展覧会の絵
第422回	3月17日（金）	尾高忠明	１	【20世紀音楽の魅力（仮題）vol.5 〜1980年代〜】 ぺルト・フェスティーナ・レンテ(1988) ルトスワフスキー/交響曲第3番(1983) グバイドゥーリナ/賛と否（ﾌﾟﾛ･ｴ･ｺﾝﾄﾗ)（1989)