このページは札響楽員荒木均のサイトARAKI(V.c.)'s HomePageのなかのコーナーです。

クラシック音楽とは縁がないという方から、クラシックの演奏会は堅苦しくて好きじゃないという言葉を聞くことがあります。
ただ、友達に誘われたとか、ちょっと興味がわいてきたけど作法が分からい!という方のために、『これさえ守れば大丈夫!クラシック演奏会でのマナー10』をまとめてみました。

 

演奏中は静かにしましょう。

これは基本中の基本です。演奏が始まったら会話は厳禁です。ビニール袋のガサガサ音、鞄のチャックを開け閉めする音も意外と気になるものです。飴やハンカチなど必要な場合は演奏が始まる前に出しておきましょう。出しわすれたらなるべく楽章の間(数十分あるクラシックの曲は、いくつかの曲が集まって出来ています。それを楽章というのですが、楽章と楽章の間に20〜30秒の間があります。)まで待ちましょう。楽章の間は周りのお客さんが咳をしたりガサゴソ動いたりするので必ず分かります。

 

曲の最中の出入りはできません。

ポピュラーのコンサートと違ってクラシックのコンサートの場合は曲の最中の出入りはできません。もちろん緊急の場合は仕方ないのですが、通常の出入りは休憩時間や曲と曲の間の時間にしましょう。

 

携帯電話の電源を切りましょう。

一番怖いのがこれです。マナーモードにしても最近の携帯は元気に振動するのでブルブルと音がして周囲の迷惑になってしまいます。電池切れの時のブザー音も怖いので電源は必ず切るようにしましょう。

 

アラームつき腕時計を解除しましょう。

6:30頃から演奏が始まったとして、7:00ちょうどになるとどこからかアラーム音がなることがあります。忘れずに解除しておきましょう。

 

カメラ撮影は厳禁です。

著作権や肖像権の問題もあって会場内での写真撮影、録音は禁止されているのですが、それ以上にフラッシュの光やシャッター音など周囲への迷惑は計り知れません。絶対にやめましょう。

 

咳は手やハンカチを口にあてて・・。

咳は生理現象なので仕方のない事です。でもハンカチや手を口に当てるだけで格段に音はしなくなりますし、グッと気づかいの人になります。是非お薦めしたいです。

 

拍手はどこですればいいの?

先にも書きましたが、クラシックの音楽には楽章というのがあって、楽章の間は曲の終わりではありません。ここで拍手はしないというのが一応作法です。曲を知らないとどこが本当の終わりなのか分からないので、自信が無い時は周りのお客さんが沢山拍手するまで待ちましょう。

 

服装は自由です

「演奏会には何を着ていけばいいの?」とよく訊かれます。欧州の演奏会場ではドレスアップした聴衆が多く楽しそうです。ただ日本では必ずしもそこまでする必要はありません。例えばキタラに札響の定期演奏会を聴きに行く場合は、ドレスアップとまではいかないけどちょっとフォーマル、くらいが場に馴染むでしょう。

 

チラシの入ったビニール袋は足元に

大きな演奏会では演奏会の宣伝チラシが沢山入ったビニール袋が配布されます。たまに演奏中このチラシがバサバサッと床に落ちる音が聞こえます。膝に乗せるよりも最初からさりげなく足元に置いてしまう方がスマートです。

 

聴き振り、頭振りはやめましょう。

たまに客席で指揮を振っている人をみかけますが(笑)、ぜひ止めましょう。以前、最前列のお客さんにこれをやられ、演奏中どうしても視界に入ってしまい困ったことがあります。周囲のお客さんもさぞ目ざわりだったでしょう。体や頭を曲に合わせて大きく動かすのも止めたほうがいいです。
それとごくたまに見かけるのですが、スコア(オーケストラの楽譜)をめくりながら聴いている方も見かけますが捲る音に注意したとしても決してスマートな聴き方とは言えないと思います。

 

早すぎるブラボーや拍手はやめましょう。

”フライング・ブラボー(拍手)”と呼ばれ演奏会場で最も嫌われている行為です。派手にジャジャーーン!!と終る曲はいいのですが、静かに終る曲で余韻が消えるのを待たずにブラボーを叫んでしまったり大きな拍手をしてしまうのはやめましょう。演奏者としてはお客さんに喜んでいただけるのは嬉しい事なのですが、演奏会場はそこにいる全ての人の共有の空間です。余韻を楽しみたい人も大勢います。指揮棒が完全に下りるまでが曲なのです。

 

指揮者のジョークは笑ってあげてください

指揮者がお話しをしながら進めていく演奏会があります。「名曲コンサート」などがそうなのですが、慣れていないお客さんが多い演奏会は皆さん”静かにしなきゃ”っていう気持ちが先に立ってか、指揮者がジョークを言っても静まり返っている事があります(笑)。こういう時は音を立てていいんです!。多少つまらないジョークでも笑ってあげてください(^^)。

 


どうでしょうか?

ずいぶん口喧しいな・・、と感じた方もいるかもしれません。2時間近い演奏会を身じろぎせずに聴きつづけるのは慣れないうちは大変です。でもモーツァルトやベートーヴェンの音楽を”楽しい”、”美しい”と感じることができるようになった時の喜びはともて大きなものです。だからこそクラシック音楽鑑賞は奥の深い趣味と言えるのだと思います。

クラシック音楽は演奏する側だけでなく聴き手にも集中力を要求します。ですからマナーも皆が演奏を聴くことに集中できる環境を作ることが主な内容となります。あまり神経質になるのもいかがかとは思いますが、原則として音を立てない、派手な動きは控えるというのはそのためです。

ですが、上に書いたような事さえ守れば緊張する必要はまったくありません。最近のホールは椅子もいいですからお尻も痛くなりません(笑)。リラックスして聴いてください。最初長く感じた2時間があっという間に過ぎるようになる日も遠くないと思います。

あ、それとクラシックの演奏会全てがいわゆる固苦しいものではありません。例えば「母と子のための〜〜」、とか「映画音楽特集」、とか若干亜流(^^)と思えるものや、ワイン付きサロンコンサートのようなものは多少はざわついていても全然OKだと思います。

 

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