02年〜03年の札響Topic's格納庫
![]() 今月末付けでヴァイオリンの鍋倉郁子さんが退団します。鍋倉さんは1984年入団で19年間ヴァイオリンに在籍しました。先日の定期演奏会が最後になりました。ステージ上で尾高さんから花束が渡されました。
内訳は、定期会員(1293人)、維持会員(406人)、法人会員(208社)2003.8.6現在。となっており、定期演奏会は計1699席が発売前に既に埋まっている状態です。 これで定期演奏会が2日公演になれば、まさに大願成就といったところですが、それにはあと一息でしょう・・。どちらにせよこの流れは、単に定期演奏会の席が埋まるということだけではない、大きな力になることは期待していいかと思います。 昨年暮のどん底の状態でもがいていた頃を思うと夢のような話しです。が、一方で忘れてならないのが、札響再建の当面の危機は脱したものの、日本のオーケストラを取り巻く抜本的な問題の解決には今だ着手すらしていないということです。 折しも、今日の読売夕刊に「自治体オーケストラのリストラ」という記事が出いてました。都響のリストラ、給与カットの問題が大きく取り上げられていましたが、札響も給与カットの自治体オーケストラの一つとして紹介されています。有期雇用導入や楽団内での競争原理の導入など、民間企業の論理をオーケストラにそのまま適応してよいのか?、と警鐘を鳴らす向きもあるとその記事は締めくくられています。 都響の例を見るまでもなく、従来のやりかたでは日本のオーケストラは生き延びられない事は、良い悪いという議論は別として既に証明済みであることは認めざるを得ませんが、世界で一流と認知されている歴史あるオーケストラが、現代日本の一般企業の競争原理をそのまま導入して現在あるのではない事も歴史が証明しています。 ”札響のあるべき姿”は何か?、という根本的でかつ正解のない議論を始めなくてはいけ時期が来ました。
札響の印象はとてもフレンドリーなオーケストラだと思った。札幌は音楽をするにも生活する上でも環境に恵まれていて入団できて嬉しい。との事です。趣味はビリヤードと釣り。その他にもかななか芸達者のようです。期待してます。
亀岡さんはDOS時代からのディープなPCマニアで、入団間もない私に(Windows3.1時代)PCを初めて教えてくれました。組合では賃金対策部を長年勤めていて、賃対部を継いだ私に手ほどきをしてくれたのも亀岡さんです。博識で楽曲にも詳しく、性格は温厚で紳士的。。亀岡さんの定年記事を書く日がついに来たか・・・。今日の定期演奏会ではコンマスの菅野さんと橋本幸子さんから大きな花束を受けとり、客席からの盛大な拍手に答えていました。嘱託では残らないので今日が最後の定期でした。
今回は1回目の収録で、木管五重奏、フルート四重奏、弦楽八重奏でそれぞれやりました。早くて6月、遅くても8月には番組の間のスペースなどで繰り返し放送されます。北海道管内用は演奏風景も挿入されます。全国展開も図るそうで、そちらは自然の映像のみの予定との事です。乞うご期待!
荒木 拙いHPを作っていまして、HPをご覧になっている方たちにお話しをお聞かせください。 高関 荒木さんですね。HPは見てます。 荒木 ・・恐れ入ります。正指揮者に就任されて抱負といったらおおげさな言い方ですが、何かひとことお聞かせください。 高関’87年頃の札響専属指揮者時代から札響とはずいぶんブランクがあります。 あの頃は若かったですが、今は若いとは言えない年になりました。音楽的に重要な時期にさしかかって札響と一緒に音楽作りをできるのは嬉しいです。札響は今大変な時期ですが、尾高さんとともにお手伝い出来ることはしていきたいと思っています。 荒木 プライベートな質問ですが、趣味などありましたらお聞かせください。 高関 最近自転車に凝っています。それとワインが趣味です。お薦めワインは沢山ありすぎて・・・(笑 荒木 それと、ちょっと失礼な質問で恐縮ですが、高関さんのトレードマークについて・・。きっと皆聞きたがっていると思うのですが・・・ 高関 笑(頭を指差しながら)これでしょ。うーん、特にポリシーがあってやってる訳じゃないんだけど、床屋さんに行くと何故かこうされちゃって・・(笑 荒木 ありがとうございました。また色々お聞かせください。 ※ちなみに今日は高関さんの誕生日。全神経を集中させ「わが祖国」を振りはじめる高関さんにハッピーバースデーの応酬で答えた札響でした(笑)。正指揮者とオケの理想の関係を築いていきたいですね。
高関さんの定期は4月23日午後6時45分開演、札幌コンサートホール”キタラ”。曲目はスメタナの「わが祖国」全曲です。6時15分からは恒例のロビーコンサートもあります。是非お越しください。
街を走っているのをご覧になることもあるはず。注目してください。なかなかカッコイイです。
実際に歩いても、ヴァイオリンの人たちは皆左手にヴァイオリンを持つので左手が全然動いていない人がほとんどでした。うーん。恐ろしい・・。 写真上は歩き方講座。指導を受けているのはフルートの森さん。下の写真はメイク講座の模様。 この模様はNHKが撮影しています。4月25日の「北海道クローズアップ」の中で放送されます。お楽しみに。 北海道クローズアップといえば、「音楽家は楽器など経費がかかる」という話しをして欲しいとのご要望で、わが家の防音室を撮りにスタッフが来ました。防音室や楽器、衣裳、CDや楽譜などにお金がかかって大変です。という話しをしたのですが、何故か家族団らんの様子まで撮っていきました。かな〜〜りわざとらしい団らんの模様が放送されるかも。うーん。怖いな。
札響の歴史の中で、事務折衝などユニオン対財団という構図の会議はありましたが、楽員と事務局が札響の企画、運営について共同で作業を進めるという機会は実ははじめてです。今までは組織があまりに脆弱で組織の態をなしていなかったため、個々人の努力が徒労に終わり、皆歯がゆい思いを随分してきましたし、それが内部的には今回の破綻騒動の主たる原因だったので、今進んでいる組織改革を何としても起動に乗せて、札響を再建の途に就けなければいけません。団の正式発表の前なのでここでは書けませんが、札響ファンの方々が心待ちにして下さっている件や、あっと驚くような楽しい企画盛り沢山です。乞うご期待!(^^) 写真は会議の模様です。写真が小さくて分かりにくいですが、話しているのは最近札響の名物になりつつある(笑)佐藤光明専務です。後ろに写っているカメラスタッフはNHKの取材陣で、4月25日に放送される「北海道クローズアップ」で特集される『札響・再建への道』のための取材との事です。今日からしばらく練習や楽員の日常までカメラが入るとの事です。合せてお楽しみに。
低弦の”おじさんたち”がここのところ次々に定年でいなくなり、淋しいものを感じます。雰囲気も随分変わりました。私(管理人)はセクションが近いせいもあって、お二人には公私ともに随分お世話になりました。 藤沢さんは今後1年間嘱託楽員として団に残ります。渡貫さんは3月定期が最後の舞台でした。
![]() 札響の新しいロゴマークが決まりました。といっても今まではロゴマークって無かったのですが・・。あのゴシック体を横に潰した感じのやつはロゴとは呼ばないそうです。上のマークは札幌デザイン事務所の全面的な協力を得て、40程の候補の中から決まりました。楽員の投票もあり、最終的に決まった上のマークは楽員投票でも最上位のひとつに残ったものです。
私もいくつか投票した中のひとつが選ばれたので個人的には満足してます。マークって最初はよそよそしく見えるけど、しばらく経つとしっくりきますよね。新しいマークも1〜2年後にはどう見ても「札響」にしか見えないようになるんだと思います。新しい札響のマークをよろしく!
また、チケットの入手もしやすくなります。コンビニで札響のチケットを買えるようにするプロジェクトも進行中ですが、自主公演(定期・名曲など)は通し券も含め市内各プレイガイドで扱えるようになりました。その辺の情報はオフィシャルのページに詳しく書かれていますので是非ご覧ください。 下の看板が3月定期からロビーなどあちこちに置かれています。横断幕バージョンもあります。今まで「入りにくい」と不評だった(苦笑)札響事務局も、かな〜〜り入りやすい雰囲気になりましたので、お気軽にお越しくださいませm(__)m
演奏は楽員がまずそれぞれアンサンブルを組んで、あとはほぼ輪番制でやっています。当番以外の楽員も、お客さんの導線確保と非常時の誘導のためロビーに出ていたのですが、最近はお客さんとコミュニケーションが取れるよい機会に変わりつつあります。お気軽にお声をおかけくださいませ(^^)
札響との共演も多く、バブルの頃は”札響専属指揮者”という今思えば謎な肩書きに任にもついていました。定期にもたびたび登場しております。近くはベリオのシンフォニエッタの名指揮振りが印象に残っています。 高関さんと言えば、なんといってもあの髪型が印象的ですね!(^^)。
東京藝術大学を卒業後、昨年のオーディションで合格し札響に入団しました。
さて、ヴァイオリンの清水さんは今月で本当に団を去ってしまいます。昭和40年入団で37年に渡って札響楽員として活躍されました。わたくし管理人の生れた年です(^^)。昨日の定期演奏会では金子さん共々、終演後尾高さんの紹介で楽員から花束が贈呈され、会場からの暖かい拍手に応えていました。長い間本当にご苦労様でした。
4歳からヴァイオリンを始め、大阪教育大学大学院を卒業後、フリーを経て札響に入団しました。何故札響を受けたかは、@演奏がいいらしい。Aけっこう皆仲がいいらしい。B元大フィル首席の廣狩さんがいるから。C札幌に住みたかった。だそうです。 ”趣味はツッコミ。特技はボケ”とのことです(笑)
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