’07年の札響Topic's格納庫

札響Topic'sにもどる

新コンサートマスターに三上亮さん就任('07.11.9更新)

11月1日付けで三上亮さんがコンサートマスターとして就任しました。(三上さんの詳しい経歴は公式サイトのニュースコーナーにアップされています)
今回定期初登場となる三上さんと話しました。本当に好青年です。終始にこやかに答えてくれました。

札響の印象はどうですか?
とにかく雰囲気が暖かいです。みなさん優しくてホッとしています(笑)。良い意味で若々しい感じもとても良いですね。

札幌に住むのは初めてですよね? 札幌の印象はどうですか?
食べ物と空気が美味しいです。季候や街の雰囲気が欧州に近いと聞いていましたが本当ですね。僕が留学していたスイスのローザンヌを思い出します。とても良い印象です。

趣味があったらおしえてください。
サイクリングが好きです。東京では江戸川のサイクリングロードでよく千葉まで行っています。北海道はアウトドアのメッカなのでスキーとか色々挑戦してみたいですね。

ブログをやってますよね? こないだ偶然発見しました。
最初mixiをやっていたのですが、やっぱり沢山の人に見てもらいたくてgooのブログにデータを全部移しました。近いうちにホームページも作ってみたいと思っています。

石川君(チェロ首席)と”マブダチ”と聞きましたが・・。
そうなんです(笑)。小澤征爾さんのユースオーケストラで知り合ったのが縁で、彼とは10年来の付き合いです。カルテットも一緒にやっていました。また一緒に演奏できてとても嬉しいです。

最後に札響での抱負を聞かせてください。
オケでのコンマスは初めてなのでとにかくまずは一生懸命やります。オケは音楽のスケールが大きくて自分にもプラスになることが多いです。ちょっと生意気ですが・・、ゆくゆくは自分のセンスが少しでも札響カラーにプラスできれば嬉しいです。そんなコンマスを目指したいですね。

ありがとうございました。期待してます。

三上亮さんのブログ『晴れときどきヴァイオリン』はここ。


11月8日 キタラステージで定期練習終了後に。


尾高さん還暦('07.11.8更新)

今日は尾高さんの60才の誕生日でした。練習の始りの恒例チューニングからハッピーバースデー演奏(ラから始るバージョン)に続いて、花束とケーキが一同から送られました。
ケーキはオーボエの宮城さんの手作りです(彼は札響のパティシエでケーキ作りに関しては趣味の域を越えています)。イチゴ60個を乗せた4段重ねケーキでした。
今回の定期は尾高さん60代最初の演奏会になります。


11月8日、練習前にサプライズセレモニーで花束を受け取る尾高さん


ヴィオラの鹿島祥湖さん定年退職('07.10.21更新)

今月定期(10月19、20日)を最後にヴィオラの鹿島祥湖さんが定年を迎え退職します。鹿島さんは昭和55年入団より28年間在籍しました。鹿島さんの無事卒業を記念してヴィオラ・セクションが9人全員でロビーコンサートに出演しました(下の写真)。アンコールの「千の風になって」でソロを聴かせた鹿島さんに盛んな拍手がよせられました。また、演奏会終了後にはステージ上で指揮のマリナーさん直々に花束と、何と!両ほっぺたに”チュ”が送られました。札響のお母さん的存在が次々に定年を迎え淋しくなります。
『おじいさん指揮者(マリナーさんは83才)の定期で小娘として定年できて嬉しい』という楽員向け挨拶は鹿島さんらしかったです(笑)。

左上:ロビコン出演のためロビーに出る直前のヴィオラ・セクション

右上:ロビーコンサートの様子
(・・・ヴィオラ9重奏 (゜ロ゜;  )

左:ロビコンでソロを弾き終え退出する鹿島さん

撮影:あらき(今回は前半降り番で撮影に専念できました)


ヴァイオリンの鈴木純子さん定年退職('07.9.24更新)

今月定期(9月21日、22日)を最後にヴァイオリンの鈴木純子さんが定年を迎え退職します。鈴木さんは36年間札響に在籍しました。最後になった定期演奏会の開演前ロビーコンサートでは、ハープの伴奏でタイスの瞑想やモンティーのチャルダッシュなどをソロで披露し盛んな拍手を受けていました。演奏終了後のステージでは尾高さんに促され若手楽員から花束が贈呈されました。
長い間本当にお疲れ様でした。


鈴木純子さん。最後の定期演奏会キタラステージ裏で(2007.9.22)


2つのアニバーサリー演奏会('07.7.9更新)

6月23、24の両日に札響の第500回定期がありました。BBSでも大反響をいただいた通り、チケットは完売。昨年発足した札響合唱団の定期お披露目演奏会でもあり、非常に充実した2日間でした。NHK-FMでは4時間の特別番組が組まれ尾高、高関両氏も出演し、24日の演奏会の生放送と札響の古い演奏などが放送されました。

そして、6月4日はKitara10周年記念演奏会が行われました。プ−ランクのオルガン協奏曲をメインプログラムに、北海道ゆかりのソリストを多数迎えてのガラコンサートでした。こちらも盛況でした。

さて、キタラの10周年にちなんで面白い写真をお見せします。下の写真はキタラ建設中の中島公園の一角に設けられたキタラの模型内部です。人物は10年前の私です。少し若いです。パイプオルガンの部分に小窓があって、そこから撮影してます。実物のキタラを見慣れた現在の目で見ると、この模型が実に良く出来ていた事が分かります。

当時はこうした模型を使ってキタラの音響テストなどが入念に行われていました。私たち楽員も建設現場に何度も足を運び、キタラの音響設計を担当した永田音響設計の豊田氏から頻繁に意見を求められました。キタラの舞台の雛壇も実は札響の寸法に合わせて設計されています。
そう、キタラとはまさに!、札響に最適化されたホールなのです!!。デンドンデンドン。知ってました?(地元オケにホールを最適化するという事は豊田氏の頑な持論でもありました)

そして下のこ洒落たカフェのような空間はステージ裏のコーヒーラウンジです。ステージ裏も世界一居心地の良いホールです。ここでくつろいでいるとステージに出ていくのが億劫になります(笑)。新緑の季節は特に良いです。

このホールで常時演奏していると他のホールで演奏するのがイヤになります。キタラホールへの愛情をあらたにした10周年でした。

 


ラドミル・エリシュカ氏、首席客演指揮者に(内定)('07.5.30更新)

去る06年12月の札響定期に登場したチェコの重鎮指揮者エリシュカ氏が、札響首席客演指揮者に就任することがきまりました。12月定期はそれはそれは素晴らしく、評判となりました。(2日目の公演が急遽完売になったほどです)

ご当地のスメタナ「わが祖国」の中の”ボヘミアの森と草原”、ドヴォルザークの「金の紡ぎ車」、そしてR・コルサコフの「シェーラザード」が演奏されたのですが、前半の二曲は大変渋い選曲です。特に「金の紡ぎ車」は日本ではほとんど知られていない曲です。しかしながら今思うと、エリシュカ氏の日本デビューとなる公演に相応しい選曲だったのだと改めて思います。オーケストラの中で弾いていても、札響が一昔前の東欧のオーケストラの様な響きに変わったのが分かりました。

その後、楽内外でエリシュカ氏の再登板を望む声が非常に高く、今回の決定に至ったのだと思います。(今日の北海道新聞朝刊に写真入りで大きく報じられたのを見ても期待の大きさがうかがえました)。エリシュカ氏は12月の来日で札響と大阪センチュリーで大成功を収め、その後、在京オケなどからもオファーが殺到したとの噂を聞いております。エリシュカ氏が今回の就任を快諾された事をとても嬉しく思います。また札響が(日本では)知られざる巨匠の日本ブレイクに先鞭をつけたことを誇らしく思います。

次回の来札が待ち遠しいです。

詳しい情報とエリシュカ氏のプロフィールは札響公式サイトのNews&Topic'sのコーナーにアップされています。


トロンボーンに新入団員('07.5.24更新)

5月1日付けでトロンボーン(副首席)に新入団員が入りました。山下友輔(ゆうすけ)さんです。1984年生れ。鹿児島出身。小学校の吹奏楽部で好きなトロンボーンを始め、高校は指揮者の下野竜也さんと同じ鹿児島県立甲南高等学校。その後、東京芸大に進み、卒業とほぼ同時に札響入団となりました。日本トロンボーンコンクール第1位など受賞歴多数。札響へは昨年からエキストラで出演しだし、招待オーディション(一般公募によらず、音楽監督や楽員などから推薦のあった候補者をオーディションにより選出すること)によって入団となりました。札響とはいわば相思相愛といえます。

当の山下さんは、「招待オーディション前の2月定期(ブラームス2番)に出演したときは、死ぬほど緊張しました。一生忘れられません」とのことです。
札響の印象は、プライベートでは皆とても優しく、一方で、演奏会に取り組む姿勢は厳しい。ここで演奏できるのは幸せ。さらに勉強して良い音楽を作りたいし、沢山の人に聴いていただきたい。鹿児島育ちなので東京の様な大都会よりも地方の都市が肌に合っています。じっくり音楽に取り組んで、そのうちソロもやってみたい。と、抱負を語ってくれました。

趣味は車。ウィングロードのマニュアル車を中古で買いました。将来はフェアレディーZに乗るのが夢。


山下友輔さん。(5月24日Kitara舞台裏。団員として初定期のリハーサル前。)


新・札響トラック('07.5.20更新)


なにやら不思議な光景?? 廊下の突き当たりの窓に札響?


窓の向こうの札響??? を仲良く眺める男3人・・


遅刻してきたチェロ奏者?。既に演奏会は始まっていた??(答えは写真をクリック)

 


CD録音無事終了('07.4.3更新)

3月28日から31日までの4日間、キタラにおいてCD録音が行われました。この録音は創立45周年事業の一環で企画されたものです。指揮は尾高さんで、ドヴォルザーク/交響曲第8番&第9番、エルガー/交響曲第3番&威風堂々第6番(アンソニー・ペイン補筆完成版)の2枚です。
4日間でCD2枚収録というハードスケジュールで、連日朝10時〜夕方5時まで張り詰めた中での作業は本当にシンドイものがありました。

録音作業は一楽章ごとに、まずは2〜3回止らずに演奏したものを撮り、その後は指揮台の横に置かれた電話でモニター室のプロデューサーから駄目出しが入ります(英語で)。それを尾高さんが、「153小節目が合っていなかったと言っています」とか何とか言いながら、細かく撮りなおしていきます。この手順で1楽章撮るのに大体2時間かかります。静かな部分でのごく僅かなノイズも撮りなおしの対象になります。交響曲1曲撮りおわってモニター室から「オッケー」が出ると、オケ全体から安堵とも何ともつかない溜め息が漏れました。

さて、今回のCDはシグナムレコードというレーベルからの発売になります。前回のシャンドス同様ワールドレーベルでの世界向け発売です。エンジニアはマイク・ハッチ氏でシャンドスの時もお世話になった方です。プロデューサーはアレクサンドル・ファン・インゲン氏という人で若いですがモニター室でどんな些細なノイズもミスも摘発する敏腕ぶりでした。31日には楽員から寄せ書きが二人に送られ、お互いの仕事を称え合い無事録音作業を終了しました。
録音されたソースはこの後編集作業などなどを経て、ドヴォルザークは今年12月頃発売の予定です。
エルガーは他レーベルとの発売順位の取り決めなどの関係で、発売は来年になる予定です。ちなみに威風堂々6番のCD発売は世界で2番めになるそうです。

世界レーベルでの手間をかけたCD録音は、定期などを録音した自主制作CD(それはそれで”記録的な価値”はありますが)とはまったく意味が異なる周年事業に相応しい企画だと思います。発売までまだしばらくありますが、ぜひぜひお楽しみに!


マイクの立ち並んだキタラステージ

 


フルートの清水国雄さん定年退団('07.4.3更新)

3月定期演奏会をもってフルートの清水国雄さんが定年退団しました。清水さんは昭和42年入団。約40年間在籍し札響のフルートを支えました。最後の演奏会となった3月定期では終演後、ヴァイオリンの新入団員の織田さんから花束が渡され、お客さんからの暖かい拍手にフルートとピッコロを振って応えていました。清水さんと言えばピッコロの方が印象深い方も多いかと思いますが、第九のピッコロはいつも清水さんが吹いていました。長い間お疲れ様でした。(今回はご本人の希望により写真はなし)


ヴァイオリンに新入団員('07.3.18更新)

3月1日付けでヴァイオリンに新しい団員が入団しました。織田美貴子さんです。愛知県出身。岐阜大学教育学部音楽科を卒業見込み。そう、なんと卒業見込みです。とても若いです。今まで名古屋フィルのエキストラに数回出演しただけで、札響に入団してからはプロとして初めての経験ばかりで不安でしたが、みなさんとても優しくて安心しました。とのことです。
TVやDVDで見ていた札響の印象は、大学のときに旅行した北海道の広い景色のイメージとぴったり。オーディションを受けてみたいオーケストラの一つでした。今回入団できてとても嬉しい。とのことです。このHPのこのコーナーに自分が載るなんて夢のよう、と言ってくれました。
趣味はお洒落なカフェ巡り。地元の両親からは「北海道に行ってしまうのは淋しいけど、夢が叶ったのだから頑張って」と送り出されたそうです。
若いけど厳しいオーディションを勝ち残った織田さんをみなさん応援してあげてください。


織田美貴子さん(07.3.18 リハーサル合間のkitaraステージ裏で。)


札幌市民会館さよならコンサート('07.1.20更新)

1月19日、さびしいけど本当に良いコンサートでした。
今年度で取り壊しが決まっている札幌市民会館での札響の最後のコンサートでした。市民会館は1957年に会館。’61年に発足した札響を文字どおり育てたホールと言えます。
コンサートでは札響の第1回定期演奏会で演奏された”フィガロの結婚序曲”と”運命”、”新世界”が尾高さんの指揮で演奏されました。札響も渾身の演奏だったと思います。チケットは発売早々に完売。会場は市民会館と別れを惜しむ聴衆で超満員でした。

プログラム終了後、会場で聞いていた上田文雄市長が壇上に招かれ挨拶がありました。「ホールは”いい音をだせ!、いい音をだせ!”と言いながらオーケストラを包み込み育む。やがて札響は市民会館を卒業してkitaraが本拠地になったが、今日は札響が市民会館に親孝行をしに戻ってきたような感動的な演奏会だった」と、この挨拶がまた何ともグッときました。

会場には札響創立時のメンバー12名も来て前列の席で聴いていました。最後尾高さんに促され立ち上がってお客さんに挨拶していました。最後は尾高さんも涙声でした。

多くの楽員にとっても思い出の尽きないホールですし、kitaraの出来る前まではここで定期演奏会をやっていました。わたしも小学校1年生の時にはじめてオーケストラ(山本直純/札響)を聴いて以来、何百回足を運んだか分かりません。
すこしすっぱい木の臭いがするロビーや頭をぶつけそうなくらい天井の低い楽屋通路、お別れは淋しいですが、手の施し様がないほど老朽化が進んでいたという話しも聞きます。取り壊しは仕方がなかったのだと思います。

アンコールで演奏された”G線上のアリア”の最後の響きが消えた瞬間、市民会館への感謝の気持ちでホールが満たされたと思います。本当に良いコンサートでした。


市民会館での最後のリハーサルを前に。


当日のプログラム表紙。


札響Topic'sにもどる

太王四神記 DVD 太王四神記1-2 DVD LOST DVD LOST1-3 DVD 24-TWENTY FOUR DVD 宮崎駿 DVD PRISONBREAK DVD PRISONBREAK1-3 DVD アメリカン パイ DVD デスパレートな妻たち DVD デスパレートな妻たち1-3 DVD Sex and the City DVD Sex and the City1-6 DVD Xファイル DVD Xファイル1-10 DVD 宮廷女官チャングムの誓いDVD 新選組 DVD 罰 DVD 罰1-12 DVD 名探偵コナン DVD 名探偵コナン完全版 DVD ドラゴンボール完全版 DVD のだめカンタービレ DVD テニスの王子様 DVD 花より男子 DVD 花より男子1-2 DVD 1リットルの涙 DVD 大奥 完全版 DVD 相棒 season 1-7 DVD 聖闘士星矢 DVD 機動戦士 DVD 犬夜叉 DVD BLEACH 1〜10部 1-255話DVD ONE PIECE DVD ケロロ軍曹 DVD NARUTO DVD Microsoft 販売 Windows 7 販売 Windows 7 CDYKEY 販売 Windows OS 販売 Windows 販売 Office 2007 販売 Office 2007 CDKEY 販売 Windows 7 Ultimate