10月29日
今日は3日間滞在した北アイルランドのベルファストを後にしてバーミンガムに移動、そして本番です。上の写真は出発前にベルファストのホテルの前で記念写真。まん中の女性は梶本音楽事務所の高岸子子さん。今回のツアーでは企画の段階から一方ならぬお世話になっている。幼少から大学卒業まで英国育ちとのこと。とても便りになる。
まん中の女性二人は読売旅行の現地スタッフ。こちらもとても頼りになる存在。今回の旅行では全行程お世話になっている。それにしても旅行会社ってのは大変な仕事だなと思います。わがままな楽員たち(^_^;)に嫌な顔一つせずに本当にありがとうございます。 ベルファストからは国内線でバーミンガム空港に向かいます。飛行機が写真のように小さいので2班に別れて移動です。バーミンガムまでは約一時間のフライト。ベルファルとの空港では「アイルランド」と書いたTシャツやライターを買いました。イギリスに来ることはあってもアイルランドに来ることはなかなか無いでしょうからね。
バーミンガム空港到着。北アイルランドから来ると物凄い都会にみえます(笑)。
演奏会のあるバーミンガムシンフォニーホールの外観、創立10周年だそうです。近代的な建物です。オフィスなどが集まる街の中心部にあります。空港からここまでの道のりは工場地帯が多かったです。
舞台から見た客席。客席は4階建になっておりとてもカッコイイ。新しくても欧州の伝統を感じる。
ステージ裏の風景。UHBに狙われているのはフルートの森さん。
リハーサルに臨む札響。とにかくカッコイイホールです。音響もよかったです。ともて弾きやすいホールでした。後ろに見える4つの観音開きの扉は作曲家によって扉の開け具合が決まっているそうです。どの程度の効果があるかは不明・・・。
札幌から駆けつけてくれた札響クラブのお二人。札響同行ツアーがテロの影響で中止になってしまったので、個人的に来てくれたとのこと。本当にありがとうございます。
今日から英国入りした道新文化部の田中記者。最近道新紙面に札響の話題が豊富なのは彼のお蔭なのではと私は推測しています。熱烈な札響フリークです。札響の理事長も今日から英国入りして役者が揃ったといったとことろです。
本番前の風景。楽屋口を出るといきなり外ではなくてこんな感じの所に出ます。レストランやらがあります。
2,200人が入るホールいっぱいに入ったお客さん。4階席に若干空席が見えるもののそれ以外はほぼ満席です。1曲目のドボルザークの謝肉祭が終わった瞬間に「エイーイ」という歓声と大きな拍手を浴びました。みんな笑顔で拍手しています。とても暖かい反応でした。この反応は最後に行くに従い加熱していきました。英国の聴衆は演奏者をノセるのがうまいです。安心して演奏できる環境を作るのが上手い。と言い換えることもできます。とにかく今回の印象はそうでした。・・・日本の聴衆がダメだと言っているのではありませんよ(念のため)(^_^;)。 ピアノコンチェルトはジョン・リル氏でベートーヴェンの「皇帝」でした。とんでもなく上手いピアニストです。音量といい繊細さといい、世の中ひろいと思いました。明日のモーツァルトのコンチェルトも楽しみです。
休憩時間に楽屋口で溜っていると英国人のおじさんが寄ってきて、「とてもいいオーケストラだと聞いて、7月からチケットを買って楽しみにしていた。本当にいいオーケストラだ。来てよかった」といいに来てくださいました。上の写真はその場にいた楽員たちと話すそのおじさん。インテリ風の紳士でした。
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