ここは「ビールの友」に吸収された旧「雑談」の格納庫です。

INDEXに戻る。

ビールのともに戻る。

ビールの友(旧「雑談」) 〜1998ー1999〜

(旧「日記」はこちら

1998年HP開設当初の古い記事.近況報告

 


自作パソコンを作る(5月11日更新)

ゴールデンウィークに念願の自作パソコンを組み立てました。わからないところは弟に(かなり)助けてもらいながら組み立てました。設定に手間取ったり、いきなりウィンドーズが固まったり、スカジー機器を認識しなかったり、ソフトのパスワードを書いた紙をなくしてしまったり、それはそれは苦労しました。4月の末から5月の第一週までは私の部屋はパソコンの部品たちが散乱して、ハッカーの部屋の様相を呈してました。今まではペンティアム133のFMーVを使っていてスカジーボードもISAバスだったり、ビデオボードの2Mだったり一昔前のパソコンだったので新しいパソコンはとにかく早くて快適です。以下新パソコンのスペックを公開します。(値段はいまいち記憶に自信のないのもあります)

型番も組み立ての過程で控えておかなかったので分からなくなっちゃったのもあります。(これを書くためにパソコンを開けるのも辛いので・・・)

cpu

celeron366(socket370)

\9980

M/B

ABIT BM-6

\13800

Mem

SD-RAM 128MB PC-100

\17800

HDD

QUANTUM 8.4GB.

\16800

FDD

MITSUMI 2-mode

\2980

CDD

TEAC CD-532S(SCSI)

\11800

CD-R

IO-DATA CDR-TX412

\42000(前から使ってたやつ)

Sound

YF-724(PCI)

\3280

Video

EON VooDoo Banshee

\9800

SCSI

TEKRAM DC-390F

\10800


「荒木は変わったメール」(3月28日更新)

先日大学時代の友人からメールをもらいました。「久しぶり、元気?。ホームページ見たよ」という内容の他に、「荒木は変わった」と書かれてました。実は暫らく会っていないでいきなり私のホームページを見た友人からこの手の事を言われることがよくあります。性格が丸くなって一般的な価値観に染まって、昔ほど面白いやつではなくなったようだ。というのがだいたい共通した感想のようです。

しかし!、みんな少しイマジネーションを働かせてくれ〜!

まずこのページのアクセス数を見よ。かなり大勢の人の目に晒されているし、その中には全く知らない人ももちろん沢山いるだろうけど、仕事関係の人とかボクが尊敬してる著名な方なんかもいるし、ボクをあまり好きでない人だっているかもしれない。第一、インターネットという場所で自分を全てさらけ出してしまうほどボクはお人好しではないのだ。

私は決して変人でもないし、真っ当な常識人のつもりなので「常識に染まった」と言われても当然平気なのですが「荒木はつまらなくなった」とたびたび言われると弁解したくなります。『ドクターキリコの掲示板』じゃないですがインターネットは匿名性がとっても高いですよね。そのうえ一回ネットに乗せてしまったものは回収が不可能になります。そういう環境で敢えて自分の名前を出し、それだけならまだ自分だけの責任で済むのですが、職場の情報まで出していると、文章の内容や情報の選択はバランスが命になります。

このページの目的は沢山の人に札響やスープや出来ればチェロ奏者荒木均に興味と好感を持ってもらうことであって、荒木均個人の人格を紹介する事ではないのであります。それをやってしまうとネットに無数にある「Yukiのお部屋にようこそ・・・・好きなたべもの・最近ハマってるコト・タッくんとのツーショットで〜す★」とか「〜家のHomePage・・・・下の写真はタロー君8ヶ月のおすまし顔!。」みたいな見たくも知りたくもない情報満載のページになってしまいそうで一番怖いです。

最近立て続けに「荒木は変わったメール」もらったので不安になって書いてしまいました。私は全然変わってないのでご心配なく。


常連オフ(3月15日更新)

ご報告が遅れましたが去る3月9日に当ホームページの常連オフ会なるものを催しました。最初チャットで花咲ガニ氏が提案して話が決まりました。トップページなどで公示しようとも思ったのですが、まあ始めての試みでもありますしそれは止めました。人選はここ数ヶ月以内に掲示板に数回以上発言して、メールアドレスが判明していてかつ札幌近郊在住の人にメールで声を掛けました。仕事でこれなかった人もいるのですが、最終的な参加者は・・・
ABE
CRAZY−K
しげちゃん
KOIDE
花咲かに
ゆいゆい
はるか
あらき@管理人
(敬称略)
の8人でした。

7時くらいから始めて結局2次会に行って一時過ぎまで飲んでました。当初こういうインターネットでお話してる人たちが実際集まるとシーンとしてるんじゃないかとか、飲み屋でノートパソコン広げてチャットを始めてしまうんじゃないか(笑)とおのおの心配していたのですが、全く杞憂でした。みなさん上から下まで話題も豊富で素晴らしいですね。

是非また催したいと思います。ちゃんと盛りあがることが証明されたので今度は掲示板などで公示しようと思ってます。


車を買う。(2月18日更新)

職場の人の紹介で車を買いました。今まで使っていたトヨタコロナが15万キロをめでたく突破し、そろそろ買い替えを考えていた時期に職場の友人が世間では柄が悪いと思われがちのベンツ300Eを買って、そのあまりの乗りごご地の良さで私にも勧めるので、彼がベンツを買った自動車屋に見に行くことにしました。

職場のほかの友人たちは「見に行くって言うことは買うって言うことなんだよ」と言うものの、まさか自分が中古と言えども大型の外車を買うとは思っていなかったのです。私の職場の人たちはオーケストラという職業柄、旅行が多く車には皆とても関心が高いです。なにはともあれ見に行くことにしました。

私が車屋に着くとそこで車を買ったほかの友人たちが数人先に乗りこんでいて話が盛り上がっていました。私が店に入ると店のご主人が開口一番「曾おばあさんのお名前は?」と私に聞くので答えると、なんと遠い親戚でした。

その曾おばあさん、104歳ですがボケもせず元気に札幌で暮らしています。車屋の主人はその曾おばあさんの娘婿だったのです。私の職場の友人たちから私の話を聞くうち、思い当たる節があったようです。なんという偶然!これは車を買えという神様の思し召しに違いない思ってしまいました。4輪駆動で状態も良い車で好きな色が無かったので、全塗装してもらうことにして結局買いました。青と緑の混ざったベンツ純正色に塗ってもらいました。

左ハンドルなので当初運転が心配でしたが、1日で慣れました。予想はしていたのですがやはり驚いたのは、周りの車が近寄ってきません。これがベンツは安全だと言う所以ではないかと思ってしまうほどです。今までおんぼろコロナで散々暴力的なRV車やアンちゃんの車高短にいじめられてきたので、一種サディスティックな快感を禁じ得ません。わざと青信号になってもなかなか発進しないとかして遊んでます。(すぐ飽きるでしょうが)

前のオーナーは札幌では超有名な某コーヒー店の奥様だそうです。


楽器のこと(その1)2月8日更新

 

チェロに関する話はそのうちコーナーでも設けて大々的にしようと思っていたのですが、やっぱり小出しにしていってそのうちまとめようと思います。去年の3月に新しいチェロを購入しました。シアトルの楽器やさんから知人を介して購入したのですが、2年くらい探してやっと気に入ったのが見つかりました。1800年のイギリス製で、とっても気に入ってます。

去年の3月はそんなわけで結婚式場の予約やら新居探しに楽器購入まで加わってパニックだったのですが、その話はまたいつか。

「弘法筆を選ばず」という言葉がありますが、あれはあまりに特殊な例です。職人は道具を選んで演奏家は楽器を選びます。特に弦楽器は楽器の良し悪しが本人の評価にも大きく影響します。楽器の能力を例えるのは難しいのですが敢えて言えば、1000ccの車と3000ccの車に乗ったとして同じ100キロを出しても全てが全く違いますよね。あれです。演奏を聴いているお客さんは楽器のことまで考慮に入れて聴いているわけではないので、楽器の能力を含めた音をその人の音と判断するわけです。

価格は健全な30代前半の若者の年収位(かなり個人差がありますが)でした。

とくにオールドの弦楽器湿気などの気候にはとても敏感なので苦労します。アメリカから持ってきた楽器なので購入して2週間くらいから急に鳴らなくなり、10ヶ月後の今年の1月位からやっと鳴るようになってきました。不思議と時を同じくして音程のツボが決まり出して楽器を変えてからひどくなった肩こりと腰痛もおさまりました。

弦楽器奏者は皆楽器には悩まされっぱなしです。

 


蓄音機(12月27日)

 

今年の4月に念願の蓄音機を買った。新居に置く家具を買うため札幌の郊外にある骨董品屋に行ったのだが、ちょうど手ごろな値段の蓄音機が入荷していて、その場で散々迷った挙句買ってしまった。蓄音機はかれこれ10年以上前から欲しいと思っていたのだが、何しろ高いし蓄音機の前に欲しいものも色々あって後回しにしていた。真鍮製のラッパ管が付いた物だと30万円くらいが相場である。しかし、この物入りの時にさすがに30万は無理なので今回買ったのはポータブル式で本体そのものが拡声器にもなっているもの。それでも数万円した。「GRAMOPHONE CO. CHICAGO」と書いてある。状態も良い。

SPレコードは数年前から蓄音機を買うことを想定して集めていた。神保町の古本屋街に有名なSPレコード専門店があって、鉄針もそこに売っている。200本入って1000円くらい。鉄針はSP片面が寿命なので物凄く消費する。トムとジェリーでジェリーが鉄針の中に落とされる場面があるが納得した。

SPも色々あって時代によって音質がずいぶん違うが、ラッパ吹き込みのものなどは、ラッパの前で演奏している演奏家の体温まで伝わってくるような生々しい音がノイズの奥から聞こえる。これを「音が悪い」と片付けてしまう気にはならない。CDにはない味わいである。

写真の右の方にゼンマイのハンドルがついていてSP片面聴く毎に巻きなおす。SP片面は5分くらい。「シェーラザード」を持っているが、10枚組になっている。ゼンマイを巻くのは重労働で全曲通して聞いたことはまだない。蓄音機前面の蓋の奥が拡声器になっていてこの蓋を開け閉めすることで音量を調節できる。

そのうち金持ちになったらラッパ管のゴウジャスな蓄音機を買お!。

 


(12月10日)

「たくぎん」が破綻して北洋銀行になってしまってから1ヶ月がたちますね。札幌の街はさながら北洋銀行で溢れかえっている感があります。私の家の近くにもハンバーグ屋1軒隔てて北洋銀行が並んでいます。

破綻の経緯については「バブルの終焉に気がつかなかった」「他の都銀に追いつこうと焦った」など新聞やテレビで語り尽くされていますが、金鉱を掘り当てて一山当てようという山師的な根性が息づいているあたり、いかにも北海道的で憎めないものがあります。「たくぎん」の破綻による北海道経済への大打撃は私のような下々の者にも少なからず影響が及んでいますから、憎めないとも言っていられないのですが、思えば安っぽいリゾート開発で一山当てようと思った北海道の田舎町や、少し古いですが「食の祭典」で大失敗した道庁の体質など、ハード重視で内容が伴わないあたりもいかにも「北海道的」で自分の中にも北海道を感じてしまい親近感すら湧いてきます。

話はそれましたが、小学生のころ好きだった熊の貯金箱や「げんきなたーぼう」に愛着があった私としては、最近テレビに出ずっぱりの元気な武井頭取と北洋の青い看板を見ると、なんだか「たくぎん」が北洋に乗っ取られたような錯覚を覚えて憎たらしくなってしまいます。

部外者的に想像すると北洋の行員とたくぎんの行員の軋轢って結構大変そうに思います。たくぎんは都銀だったわけだし、維新で没落した旧幕臣みたいになってるんだろうか?、北洋はやっぱり薩長ですかね。


小中学生動員(11月27日)

北海道の地方の演奏会でよくあるパターンで、会場は総合体育館、まず町長さんの挨拶があってコンサートは始まります。オーケストラを街に迎えることなんて初めてでしょうし多少の場違いはご愛嬌です。ほとんどの場合、地元の小中学生が音楽教育の一環で動員されています。まあ、それは良いのですが、問題は席の並び方です。前の方は動員された子供たちで大人たちは後ろの方にいます。小学生は背が低いので仕方ないのですが、中学生は大人より大きいのだから後ろに行くべきではないでしょうか。働いてわざわざ入場料を払ってまで来ているのは大人なわけだし、第一、楽しいことは先に大人、次が子供という鉄の掟を子供に学ばせるべきです。はっきりいって情緒教育より大切です。

生意気盛りの中学生は一部の熱心な子供を除いてほとんどは集中力が続かず騒ぎ出します。ガキどもがガヤガヤしてる後ろで大人たちが熱心に演奏を聴いてくれている光景には納得できないものがあります。


ルロイ・アンダーソン(11月26日)

私がはじめて札響と出会ったのは小学校2年生のとき、弟と二人、母に連れられて札幌市民会館に聴きに行った「母と子のコンサート」ででした。演奏会の正確な名前は覚えてませんが、たぶん「母と子のコンサート」的な名前だったんだと思います。そこで演奏された曲の中に指揮をしていた山本直純氏が客席後方からウッドブロッグを叩きながら登場した曲がありました。今思えばそれはルロイ・アンダーソンの「シンコペテーットクロック」でした。約20年後、その曲を年に数十回みずから演奏する羽目になるとは露知らぬ当時の荒木少年は、ものすごく興奮しました。

それから当時テレビで放送していた「オーケストラがやってきた」を毎週欠かさず見るようになりました。小学校高学年になってからは流行していたフォークソングに熱中して、クラッシクはしばらく聴かなくなりましたが、あの出会いは少なからず今に影響しているような気がします。

今は「母と子の・・」を提供する側になりましたが、子供向けのコンサートに出演すると時々あの日の市民会館を思い出します。