横尾@長野県安曇野と申します。だいぶ暖かくなりました。札幌も随分雪が融けましたでしょうか?ところで、昨日懇意にして頂いているパトロネージェの方より、先日のFMで放送された札響定期のライブ録音を送って頂きました。 実際に聴いてオドロキです。予想よりはるかに素晴らしい。特に良かったのは、ハイドンのトランペット協奏曲とモーツアルトのピアノ協奏曲第23番です。ハイドンは福田先生の音色と技術が素晴らしいのは勿論のこと、オーケストラと尾高先生のサポートがとても良いですね。トランペットのソロに合わせてオーケストラの音量を素早く落としたり、オーケストラのドライブが実に匠みで札響の巧さを十分に堪能できました。録音がまた良かった。福田先生のブレスの音までよく聞こえます。曲が終わった後のブラボーもうなずけるもの。 モーツアルトは第二楽章〜第三楽章とくに第三楽章はテンポが速く、新しい世界のモーツアルトが広がります。ピアノとオーケストラが将に協奏。スリリングでとても楽しめました。21世紀のモーツアルトと19世紀のモーツアルトが同居している感じもしました。オーケストラの響きも実にエレガント。 ブルックナーは王道をいくもの。弦楽器〜木管楽器〜金管楽器と札響の総合力を堪能できる。ただ、あるパトロネージェの方がおっしゃっていましたが、非常に素晴らしかったという打楽器の強奏は編集されていた様で、よく分かりませんでした。ただ、この荒木先生のホームページで話題になったフライングブラボーも編集?されていた様です。第三楽章の終曲でのホルンとバイオリン、特にバイオリンは録音よりももっとピアニシモではなかったかと思います(ここも編集?)。最後のホルンのロングトーンの音色も柔らかく本当に素晴らしく、やっぱり札響の音色はブルックナーに合いますね。とてもレベルが高く本当に聴き応えありました。今後もスタンダードで聴き続けることができる演奏です。今後の私のファーストチョイスか? こうして、ご好意によって定期の演奏を聴くことができましたが、いつもは内地ではなかなか聴くことができません。内地での放送は難しいのは分かりますが、なんとかならないもんですかねえ?例えば、1年間の録音から1つか2つチョイスしてCD化して頂くとか、何かお願いできれば幸いです。どうですか、札響の事務局さん(別途メール出します)?NHKさん? |