海の老人さんにうまく返信できなかったので、新しく投稿しました。今日(日曜)の演奏を聴きました。私は先日の名曲シリーズの名演を聴き、第九が大変待ち遠しく思っておりました。その期待は裏切られませんでした。第1楽章は遅めのテンポでやはり巨匠の演奏かなと思っておりました。第2楽章は普通のテンポとなり、驚いたのは第3楽章です。こんなに早い第3楽章は聴いたことがありませんでした。しかし、けっして軽くならないところが素晴らしい。特に感動したのはトランペットを中心としたファンファーレです。福田さんの音は本当に感動的。そして、何と言っても今日の最高の盛り上がりはフィナーレでした。それまでの3っつの楽章がフィナーレのために存在したのだということを思わせる圧倒的な演奏でした。最初のチェロとコントラバスの歌わせ方は半端ではなかったですね。すごいユニゾンでした。コントラバスを8台きちっと並べた理由が分かりました。そして続く歓喜の歌のメロディーの美しかったこと。特筆すべきはビオラの旋律。素晴らしかったです。そして、面白かったのはテンポが激しく変わったことです。特にテノールのソロの後のアッチェラランドはぞくぞくしました。1楽章から微妙にテンポの変化がありましたが、特に4楽章は動きましたね。恐らく、オーケストラも合唱も大変だったのではないでしょうか。きっと2日目の演奏の方がエリシュカさんの解釈が馴染んでいたのではないかと推測します。そしてそして、感動的なフィナーレ。今までのエリシュカさんの演奏を思い起こしてみるとフィナーレに頂点が来るように持って行っているのではないでしょうか。だから彼の演奏がいつも盛り上がり、聴衆が満足できるのでしょう。今日の聴衆の興奮ぶりも比較的お行儀の良い札幌の聴衆の割にはすごかったと思います。荒木さん、素晴らしい演奏をありがとうございました。今晩、大谷君もファイターズ入団が決まり、今日は良いことづくめでした。 |